先日のナローの集まりでこの車両についてこんなことを聞きました。
この車両は海外にOナローのモデルがあって、杉山さんはそれを参考にしてアレンジしてHOナローのモデルを作り、さらに杉山さんのモデルを参考にして私がOナローで製作していると言うことなのです。
帰ってから調べてみたら「Mid-Hudson_On30Meet」というナローの集まりのレポートの中で見つけました。

レイアウトの画像からマックの部分だけ切り取っています。
これを見ると、元のモデルは側面の中央にドアがあり、その両側に窓があります。
まあ、元々フリーランスで、杉山さんのデザインが気に入って作っているのでどちらでもよいのですが、面白いですね。
さて、集会には仮ロッドを付けて持って行きました。
クランクは前回同様に作りましたが、ロッドは今回始めての試みで、ナローの小型機で時々見られる丸棒タイプとしてみました。
どうやって作るか色々考えたのですが、まず最初にやったのは次の方法です。
φ1.2の真鍮丸棒を所用寸法でカットし、両端をヤットコで潰します。

潰しきれない分は当て板をしてハンマーで叩きました。
次にこの部分に板を当てて銀ロウ付けします。

裏側にもう一枚、今度はハンダ付けします。
3枚重ねになったところでフライスを使ってピッチを出してロッドピン穴をあけ、余分をカットして仕上ます。

実はこの最初のロッドは大失敗でした。
まず、ロウ付けの熱で線がなまってしまい加工途中にふにゃふにゃになってしまいました。
また、3枚合わせ部分に隙間があって、ピンのザグリ中に引っかかって一部破れてしまいました。
次に手元にあったφ1.0の洋白で作ってみましたが、やはりφ1.0では細すぎるようです。
結局φ1.2の洋白で作り直しました。
今回ピン部分はt2.0の真鍮の板厚方向にφ1.2の穴をあけて、丸棒を差し込んでロウ付けするように変更しました。

これで良しとします。
次にまたまた作り直しですが、ボンネットがスリムすぎてマックらしくなく、おまけに右肩上がりです。

気が付いてしまったら気になるので作り直しです。
型紙寸法を手直しして

前回同様、型紙を真鍮板に貼り付けてケガキとルーバーのポンチ打ちを行います。
今回は、前回の反省を踏まえて裾の部分も一体とします。

切り抜いて折り曲げます。後ろが前回のものです。

妻をハンダ付けして仕上ます。

今度はいいかなあ・・・・
最近のコメント